10月22日(金)・23日(土)・24日(日)に開催されたFemtech Fes! 2021に行ってきました!
世界中から最新のフェムテック製品を集め、直接触れることのできる、まさにワクワクのイベントです。過去最大の規模ということで私も関西から東京に🚄
「あなたのタブーがワクワクに変わる日まで」をビジョンに掲げ、未だタブー視される傾向にある「女性のウェルネス」課題を解決・支援する事業を行っています。女性の体の悩みやモヤモヤを共有するプラットフォームの創出、ウェルネス課題の解決に繋がる世界中のプロダクトの提供を通して、日本、そして世界のフェムテック市場の拡大を加速させ、女性だけではなく皆が生きやすい世界を目指します。
公式サイト https://hellofermata.com/pages/femtechfes2110
Femtech Fes!会場で感じたこと
そもそも、これまで展示会に行くという経験がなかったのですが、オープンで居心地の良い空間でした。
かしこまった場所というよりかは、お祭りのような雰囲気!
Femtech Fes!で気になった展示
truelli(トゥルーリー):ウェルネス
特殊なナプキンを使って経血やおりものを吸収し、それらから健康状態がわかるという代物!
ナプキンの裏側についているバーコードをスキャンすることで、アプリ上でビタミン欠乏症、不妊、性感染症など、さまざま健康状態をチェックできるんだそうです!すごい!
100%オーガニック素材ということで、体にも環境にも配慮されていることも伺えます。
「健康状態を知るにはまず婦人科へ検査に行こう!」と言うのは簡単ですが、実際予約して行くのって面倒で後回しにしちゃうんですよね…採血もしなくていいし、日々使うのが楽しみになりそう。
Embr Wave2:更年期
ブレスレット型のこちらのデバイスは、体温を計測し、その変化に合わせて手首を温めたり、冷やしたりしてくれるんだそうです。
更年期には自律神経の乱れによりホットフラッシュという症状が起こるといわれ、上半身ののぼせ、ほてり、発汗が主な症状です。
更年期を知るのに参考になったのが青沼貴子さんの『今夜もホットフラッシュ』です。真冬でも急に汗が出るほど暑く感じる…暖冬かと思ったらホットフラッシュだった、など更年期のエピソードを具体的に紹介されています。
Ember WAVEチームは「体温はその人自身によってコントロールされるべき」をミッションに、一人ひとりが快適な温度で心地よく過ごせる世界を実現させようとしています。
暑がりで冷え性な私にはピッタリのデバイスじゃないか…もうちょっと安価になったらぜひとも使ってみたい商品です。
vSculpt(ヴィースカルプト):更年期
骨盤底筋を引き締め、本来の状態に戻すというケア商品!
腟トレ商品はすでたくさん出ている印象ですが、美容家電のようないやらしさを感じさせないデザインで印象に残っています。
LIVIA(リビア):生理
月経痛の信号を受信させない…!噂には聞いていたのですがお目にかかるのは初でした。
薬を使用しないウェアラブル機器です。
デスクワーク時には超良さそう!外に出る時にも使えるのか気になります
PeriSim/PelviSim(ペリシム/ペルビシム):ウェルネス
現在カウンセリングで女性の外性器の説明をするときに使用している模型って実はオナホールなんです(何せ再現度高い!)。
手頃な価格かつ、解剖学的に正しいシリコン製の女性器モデルを、さまざまな肌の色で提供されるとのこと👏
FABLITTLEBAG(ファブリトルバッグ):生理
FABLITTLEBAGは「生理用品の処理を簡単で目立たず衛生的なものに、女性をエンパワーメントする」を理念に掲げています。
人の家に遊びに行ったり、サニタリーボックスがないトイレに遭遇したとき、使用済みのナプキンの処理に困る…そんな時はとりあえず装着したままで耐える、なんてことはありませんでしたか?
そんなときに気軽に捨てられて、匂いや汚れを完全密封してくれるのがこちらのFABLITTLEBAGです🌱
また、生理用品の処理がうまくいかないと、汚染やパイプの詰まりにつながります。生理用品のゴミは、海で5番目に多くみつかるプラスチック製品なんだそうです。
Elvie Pump(エルビーパンプ):妊娠/産後ケア
会場には何ブランドか搾乳器がありました。
手動の搾乳器はこれまでにもあったとのことですが、Elvieをはじめ、場所を選ばず搾乳できるものは最近になって増えたようです。
どのくらいの量を搾乳できたのか、アプリで確認できるのがとっても魅力的!
子どもが産まれたときには絶対使う!!!!!!!!
Femtech Fes! トークセッション/ワークショップ
当日は生理や更年期、セクシャルウェルネスに関するトークセッション&ワークショップに参加してきました。
特に印象的だったのは「Vulvaわらい」のワークショップです。
女性の外性器について一箇所ずつ取り上げながら、フェルトを切って貼りVulvaを作りました。
新鮮な反応と驚きに包まれた空気が印象的でした。
外性器のことをゆっくり考える時間って意外とないよね〜
また自分の「生理の選択肢を見つけよう」のセッションでは、3人がそれぞれの生理についてお話しされていました。
小林さんはいろいろな生理用品を使っていく中で、バリカタの月経カップに最終的に落ち着いたんだそうです。
月経カップにはいろいろな硬さがありますが、骨盤底筋群の筋力が強い人はがやわらいカップを使うとカップを潰してしまうんだそうです。
(月経カップも初めて見るブランドがいくつかありました🌟硬さなど、特徴もブランドによってそれぞれです)
すべてのセッションが見れないのが残念だったので、また来年も開催があればリベンジしたいです😊あたらしいワクワクの連続でした…!
Femtech(フェムテック)とはFemale(女性)+Technology(科学・技術)を組み合わせた造語です。