ASTROGLIDE Liquid (アストログライド リキッド) は、高い潤滑性能を謳った潤滑ゼリー(ルブリカント)です。NASAでスペースシャトル開発をしていた、ダニエル・レイ博士が設立したバイオフィルム社で開発されました。アメリカでは超有名な潤滑ゼリーブランドで、北米のマーケットではトップクラスなんだとか!
ラブホテルやアダルトショップによく置いてあるローションは「雑品」扱いであり、腟内で使われることを想定していません。適当に選んだものを使用すると、腟内に残りカンジダ[note]腟の中にいるカンジダ菌が増殖し、おりもの・かゆみ等の不快な症状をおこす病気[/note]などのトラブルを引き起こしかねません。女性には「ローション」ではなく「潤滑ゼリー」を使用することをオススメしています。安全なものをセレクトできるよう、成分表示はきちんとチェックするようにしましょう。
パッケージには「潤滑ゼリー」と表示されているものでも、販売名称が「雑貨」となっている場合があります。医薬品・医薬部外品・化粧品でない「雑品」は「薬機法」[note]医薬品、医療機器等の品質と有効性および安全性を確保する他、下記を目的に製造・表示・販売・流通・広告などについて細かく定めた法律[/note]の制限の範疇ではなく、「お肌に直接使うことが認められていない」ということになります。そのため、販売名称が「雑貨」の潤滑ゼリーを使用する際には、自己責任となることをお忘れなく!
日本では、「潤滑ゼリー」が本当に安全なものかどうか判断しづらいのが現状です。私たちが危機感を持って発信することで今の状況が変わればいいなと思います。
ASTROGLIDE Liquid (アストログライド リキッド)の検証指標
今回検証したいのはこちら!
- 販売名、使用されている素材や匂い、触り心地はどうか?
- 潤滑ゼリー(ルブリカント)としての性能は評価できるか?
- 潤滑ゼリー(ルブリカント)を実際に使ってみて良かったか?
ASTROGLIDE Liquid (アストログライド リキッド)の外装写真
これから品質検証するASTROGLIDE Liquid (アストログライド リキッド)74mlの各部写真です。
実際の商品イメージや素材感やサイズが伝われば幸いです。
ASTROGLIDE Liquid (アストログライド リキッド)の検証レポート
ではASTROGLIDE Liquid (アストログライド リキッド)をレビューしていきます!
ブランド名は、“ASTRO”(宇宙)+“GLIDE”(滑り)=ASTROGLIDE=“宇宙の滑り”というユニークなネーミング。
ほんまに宇宙の滑りなん??
まずは、開封後に実際に手に取ったうえで感じた触り心地や、使用されている素材などについて検証していきたいと思います。
開封時の写真です。
手に持った様子 説明書き
販売名、使用されている素材や匂い、触り心地はどうか?
さっそく、販売名、成分などを調べていきます!
基本スペック
●販売名:?
一部引用:アストログライド公式サイト
●生産国: アメリカ合衆国
●成分:
精製水、グリセリン、PG、ポリクオタニウム15、(メチルパラベン(防腐剤))、(プロピルパラベン)
●不使用成分: アルコール、タール系色素、紫外線吸収剤、鉱物油、合成着色料、合成香料、サルフェート、DEA
●内容量: 74ml、148ml
●消費期限: 特に記載なし[note]パッケージなどに消費期限の記載がありませんでしたが、開封後は出来るだけ早めに使用するのがいいと思います[/note]
●使用上・保管場の注意:
[製品本体の記載]Store at room temperature.
Astroglide is extremely slippery -clean spills immediately.
Keep out of reach of chirdren. If irritation or discomfort occurs, discontinue use immediately and consult a physician.
[訳]室温で保管してください。
アストログライドは非常に滑りやすく、すぐこぼれます。
乳幼児の手の届かないところに保管してください。
お肌に合わない、また刺激や不快感が生じた場合は、すぐに使用を中止し、医師に相談してください。
含まれている成分について「皮膚刺激やアレルギーが起こる可能性がどれくらいあるの?」など詳しく知りたい方は『化粧品成分オンライン』https://cosmetic-ingredients.org/さんをご覧ください。上記の成分一覧から、各成分の説明ページに飛ぶことができます。
皮膚トラブルをお持ちの方は、全成分表示を確認し、一度医療機関に相談することをオススメします
販売名は?
化粧品の場合、製造販売業者が行政に届出を行った正式な名称を容器やパッケージに記載する必要がありますが、こちらの商品には販売名称の記載がありませんでした。
この商品はアメリカのFDA認証[note]FDAは【アメリカ食品医薬品局】のことで、日本の厚生労働省にあたる公的機関。アメリカで医薬品を販売するためには、このFDAの承認を取得する必要があります。[/note]を受けていますが、国内外では「化粧品」の範囲が違う[note]早川行政書士事務所『第8回 国内外における化粧品の範囲の違い』https://www.haya-gyou.net/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97/%E8%96%AC%E4%BA%8B-%E5%BA%83%E5%91%8A%E6%B3%95%E5%8B%99%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0/%E7%AC%AC%EF%BC%98%E5%9B%9E-%E5%9B%BD%E5%86%85%E5%A4%96%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%8C%96%E7%B2%A7%E5%93%81%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84/[/note]とのことで、こっちらのアストログライドは現状日本では「雑貨」扱いだと思われます。
成分について
こちらの製品は「ポリアクリル酸Na」が含まれていません。
グリセリン・パラベンが含まれているため、アレルギーの人は使用しないようにしてください。
潤滑ゼリー(ルブリカント)の触り心地
水が主成分となっており。水溶性です。
触ってみるとヌルヌルとしているものの、あっさりしていてベタつきなし!粘度が高く、ローションのようによく伸びます!日本製の潤滑ゼリーにはあまりない伸びです。”宇宙の滑り”にも納得がいく。
匂い
無臭です。匂いに敏感な人にはありがたいかも?
味
無味です。筆者は検証のため、成分を確認した上で口にしていますが
食べることが目的のものではないので口に入れるのは避けましょう。
触り心地は○成分も◯
基本的に安全な成分が使用されています。
ベタつきがないわりによく伸びるのでかなり評価できます。
消費期限の記載がありませんでしたが、開封後は出来るだけ早めに使用するのがいいと思います
潤滑ゼリー(ルブリカント)としての性能は?
次の検証は、セックスで使用した場合とバイブと併せて使う場合の快適さをチェックしていこうと思います。
挿入にもマッサージにも使えます。
液体を手に出した瞬間 5秒後くらい 粘度が高く、納豆みたい
非常に伸びがいいです。伸び過ぎじゃない?ってくらい。糸が引いた様子は納豆に似ています😛
かなりヌルヌルが持続するので、長時間の挿入に向いているかと思います。「挿入が長く続くほど摩擦で痛い」って人にオススメしたい。
セックスや前戯に使用する際は、あらかじめ手のひらに液体を出して、両手でこすり合わせて温めてから使用すると、ヒヤッと感がマシになります。ただ、粘度が高いせいなのか、他製品ほど冷たく感じない気がする。
液体は無色透明のためシミはできません。
また使用した後はシャワーで簡単に落とすことができます。
バイブとの相性は◎
ウォーターベースのため、バイブとはとっても相性がよいです。こちらも本番同様、長時間の挿入にも強いですよ〜
欠点
挿入・マッサージともに大活躍のASTROGLIDE Liquid (アストログライド リキッド)ですが、欠点は…特にありません!
家でも使いやすいし、いろんな場面で活躍してますこの子!
ASTROGLIDE Liquid (アストログライド リキッド)レビューまとめ
結論は「オススメできる!」です。
アストログライドなら挿入に向いているかつ、長時間ヌルヌルが保てるし、マッサージにも向いてる、さらには大容量!…ということで、風俗店で、コスパの都合上仕方なく「ローション」使っているというキャストさんにオススメしたいです。これなら遠慮なくプレイに使用することができるかと思います。
・香料が苦手
・挿入、ボディマッサージ用として潤滑ゼリーを使いたい[efn_note]皮膚トラブルをお持ちの方は、全成分表示を確認し、一度医療機関に相談することをオススメします[/efn_note]
・パートナーと一緒にマッサージを楽しみたい
・使用後の拭き取りが面倒
・風俗店にキャストとして勤務している
ショップごとの取り扱い状況
ASTROGLIDE Liquid (アストログライド リキッド)の在庫状況や販売価格などはこちらからチェック!
ローションと潤滑ゼリー(ルブリカント)について知っておきたいこと
ラブホテルやアダルトショップによく置いてあるポリアクリル酸入りローションは、腟内で使われることを想定して作られていません。使用した際はきちんと洗い流さないと腟内に残りカンジダ1などのトラブルを引き起こしかねません。女性には「ローション」ではなく「潤滑ゼリー」を使用することをオススメしています。安全なものをセレクトできるよう、成分表示はきちんとチェックするようにしましょう。
パッケージには「潤滑ゼリー」と表示されているものでも、販売名称が「雑貨」となっている場合があります。医薬品・医薬部外品・化粧品でない「雑品」は「薬機法」[note]医薬品、医療機器等の品質と有効性および安全性を確保する他、下記を目的に製造・表示・販売・流通・広告などについて細かく定めた法律[/note]の制限の範疇ではなく、「お肌に直接使うことが認められていない」ということになります。そのため、販売名称が「雑貨」の潤滑ゼリーを使用する際には、自己責任となることをお忘れなく!
日本では、「潤滑ゼリー」が本当に安全なものかどうか判断しづらいのが現状です。私たちが危機感を持って発信することで今の状況が変わればいいなと思います。
私はなるべく、販売名称や成分にこだわり、自信を持って薦められるものだけを評価したいと思っています。よろしくお願いします!